2019年06月27日

旧満州黒川開拓団講話

 6月27日(木),3年生が社会科(歴史分野)の授業で,旧満州黒川開拓団のお話を聞きました。お話をしてくださったのは,黒川から開拓団として旧満州に渡り,幼少期を旧満州で過ごされ,終戦後に帰国された方です。

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 当時の国策「満州農業移民百万戸移住計画」に従い,昭和14年から,旧黒川村で満州移民計画が話し合われたこと,旧佐見村からも38戸が参加し,600人余りの方が満州に移住されたことを知りました。入植地となった陶頼昭は,豊かな土地で,農作物がとてもよく収穫できた場所だったそうです。

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 黒川開拓団の方は,中国語も覚え,現地の方と友好的に暮らしてみえたのですが,昭和20年になると,開拓団の成人男性も徴兵されたそうです。敗戦を迎えると,ゲリラやソ連軍の襲撃が相次ぎ,食糧も不足してきたため,黒川開拓団は帰国することを決めたのだそうです。

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 帰国への道のりは険しく,食糧不足と発疹チフスの流行により,多くの方が亡くなりました。また,厳しい寒さにも耐えなければならなかったそうです。昭和21年の秋に,やっと黒川に戻られたのですが,戦後の不況のため,厳しい生活を送らなければならなかったそうです。

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 講話の最後に,平和への願いを語っていただきました。生徒は,多くの犠牲を払う戦争が起こることがないように,お互いのことを理解し合って,平和を実現していくことの決意をあらたにしました。

posted by 佐見中学校 at 23:00| 授業 | 更新情報をチェックする